ビジネス用語の「かんぱん」は管販のこと?
ビジネスシーンで耳にすることのある「かんぱん」。明らかに食品の乾パン(カンパン)ではない場合、いったい意味しているのは何でしょうか。
多くの場合、これは販売管理費を略した「販管費」「販管」を逆から呼んだ現場用語です。販管を裏返して、管販となります。「かんはん」では読みにくいので、かんぱんと呼ばれます。わかりにくいですよね・・。とはいえ、多分に業界や社内用語的な色彩が強い言葉ですので、販管(はんかん)費のほうが通じる率が高いと思います。使うのは避けたほうが無難な用語です。
歴史上の例では、戦前の日本の軍部で「統帥権の干犯(かんぱん、権利を侵害すること)」という表現が使われていますが、この意味でかんぱんをビジネスシーンで使っている例はほぼないと言ってよいでしょう。
一部、簡易パンフレットの略として使われる業界もあります。「簡パン」=かんぱんということになりますが、固有業界・職種にかかわりのある方以外に通じないことがあるため、使用にあたってはシーンを選ぶビジネス用語といえます。
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