loose loadingやloose cargo、loose-loadedの意味

2019年8月16日更新

物流や貿易の現場で聞かれるルーズカーゴ、あるいはルースカーゴ、ルーズ貨物の英語表記がloose cargo、loose loadingとなります。意味としては、パレタイズの反意語ともいえ、パレットしていない個品状態で発送・積み込んでいる貨物のことを言います。いわゆる最小単位となる箱を載せている、箱のまま積載している状態です。

通常、国境を越える国際物流の世界では、コンテナを輸送に使用しますが、そのコンテナの中にどのような状態で荷物を入れるかを示す表現がこのloose loadingやloose cargo、loose loadedとなります。

製造業に限らず、ほとんどの業界での輸送はパレット梱包を実施し、例えば、1箱のダンボールをパレットの上に1段12個並べて5段につみ、シュリンク梱包やラップ巻きと呼ばれる透明で巨大なサランラップのようなもので、積み上げたダンボールの周囲(特に横側面)をぐるぐる巻きにしてひとつの「パレット」単位として輸送します。この輸送貨物をパレットにすることを「パレタイズ」と呼びますが、ルーズカーゴ、ルーズ貨物というのは、このパレタイズがなされていない、個品状態の貨物のことを言います。

1箱しかない場合はこのルーズ貨物、ルーズカーゴで送るのが一般的ですが、複数のダンボール梱包(カートン箱)の場合、行き先が同じならば、まとめることのメリットのほうが多いです。

なお、loose cargoはpart-load cargoやLCLと混同されることがありますが、これらは通常パレタイズされていますので、ルース貨物はパレタイズされてない貨物のことを指す別の表現です。

物流現場においては貨物の取り扱い方法・習慣・丁寧さ等が国ごとにかなり異なりますので、貨物の紛失や破損が起きやすい地域を経由するような場合、ルーズカーゴ状態で物品を送るのは時にはかなりリスキーになります。また着荷時に、それぞれの箱が同時につかないこともあります。業務用であれば、発送時、着荷時の前工程、後工程それぞれでリフトを使って貨物を運ぶと思いますが、ルーズ貨物の場合、オペレータがその場でパレットに載せるなどの追加作業がいるうえ、パレットの上から落ちる等の危険性もあります。

ルーズ状態で送るメリットとしては、1パレットで送り、パレットごと紛失・破損というリスクは分散される点があります。ただし、輸送形態によっては引き受けてもらえないか、輸送業者側でパレタイズしてしまい、別途料金も発生することがあります。

また、荷物を受領する側のほうでも、loose cargoやloose loadedの状態で届くことがわかっている場合、作業レーンを分けたり、作業者を割り当てて別途かまえて待つ必要があり(結局受領側の倉庫でパレタイズしなくてはならないこともある為)、届け先にはあらかじめ、loose cargoで届くことを連絡し、了承を得ておくことが望ましいといえます。

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