塩素(元素記号 Cl)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など

2012年8月30日更新

塩素といえば、プールや水道水の消毒にも使われる元素で、通常は気体の状態で存在します。殺菌効果があることから分かる通り、毒性と腐食性を持ちます。塩素そのものは気体で扱いにくく毒性も強いため、これを溶かした次亜塩素酸ナトリウムという形で利用されます。

また工業用として多方面で使われる塩酸は、塩素から作られる塩化物を基にしたものです。

塩素を含む物質を不完全燃焼させるとダイオキシンが発生することで、一時期話題になったことがあります。

塩素(元素記号 Cl)が活用されている分野

  • 殺菌剤、消毒剤
  • クロロホルムの原料
  • 漂白剤
  • ポリ塩化ビニル
  • 塩酸の原料
塩素(元素記号 Cl)の特性、物性
分類 非金属元素、ハロゲン元素
電子配置 3s23p5
英語 Chlorine
原子量 35.45
同位体 35Cl、37Cl、38Cl
融点 -101.5℃
沸点 -34.04℃
密度 3.21g/l
比重
硬度 モース硬度
色、形状 黄緑色
20℃、1atmでの状態 気体
線膨張率
(α/10-6K-1
100K:
293K(20℃):
500K:
800K:
塩素(元素記号 Cl)の電気抵抗(ρ/10-8Ω・m)
700℃
300℃
100℃
0℃
−195℃
塩素(元素記号 Cl)の熱伝導率(W・m-1・K-1
700℃
300℃
100℃
0℃
-100℃

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