セシウム(元素記号 Cs)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など
セシウムはアルカリ金属に分類されるレアメタルで、やわらかく、30℃以下の常温に近い融点を持つため、通常の大気中では液体もしくは固体の形状を取っています。
その他の用途としては、原子時計があげられます。セシウム原子時計は狂ったとしても凡そ30万年に1秒程度しかずれがないため、GPS衛星にも使われます。
強い放射能を持つセシウム137などが同位体にあり、原発の事故などではこの物質が検出されています。実用上は、医療分野で滅菌やがん治療などにも使われます。
ポルックスという鉱物から採取されますが、天然にはあまりない元素で、カナダやジンバブエなどのアフリカ諸国で産出されます。
セシウム(元素記号 Cs)が活用されている分野
- 原子時計
- 医療用(放射線治療、ガンマ線照射用)
分類 | 金属元素 |
---|---|
電子配置 | 6s1 |
英語 | Cesium |
原子量 | 132.9 |
同位体 | 133Cs、135Cs、137Cs |
融点 | 28.44℃ |
沸点 | 671℃ |
密度 | 1.88〜1.93g/cm3 |
比重 | |
硬度 | モース硬度0.2 |
色、形状 | 銀白色、銀色 |
20℃、1atmでの状態 | 固体、液体 |
線膨張率 (α/10-6K-1) |
100K: 293K(20℃): 500K: 800K: |
700℃ | |
---|---|
300℃ | |
100℃ | 21(20℃時点):α0.100/10-3=4.8 |
0℃ | |
−195℃ |
700℃ | |
---|---|
300℃ | |
100℃ | |
0℃ | |
-100℃ |
スポンサーリンク