ガリウム(元素記号 Ga)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など
ガリウムは融点が30℃以下という低融点で知られる金属元素で、通称ガリヒ素として半導体材料に使われます。液体が固体よりも体積が小さい元素でもあります。また固体では反磁性ですが、液体では常磁性となります。
ガリウムの化合物であるガリウムヒ素(GaAs)は化合物半導体で、シリコンの半導体に比べて電子の移動速度がはやく、結果として高速動作を可能にし、消費電力も少なくてすむというものです。携帯電話や携帯デバイスなどで使われますが、シリコンの半導体に比べて高価なことでも知られます。
また青色発光ダイオードが発明されましたが、これはGaN(窒化ガリウム)を主成分にしたもので、さらに赤色LED、緑色LEDも実用化されています。
ガリウムはアルミの原料となるボーキサイトから微量に抽出されるため、これを取るためだけの鉱石というのはありません。アルミニウムや亜鉛を製錬する際、主に副産物として得られます。
ガリウム(元素記号 Ga)が活用されている分野
- 発光ダイオード
- 半導体材料(GaAs)
分類 | 金属元素 |
---|---|
電子配置 | 3d104s24p1 |
英語 | Gallium |
原子量 | 69.72 |
同位体 | 69Ga、71Ga |
融点 | 27.78℃ |
沸点 | 2403℃ |
密度 | 5.90g/cm3 |
比重 | |
硬度 | モース硬度1.5 |
色、形状 | 銀白色 |
20℃、1atmでの状態 | 固体 |
線膨張率 (α/10-6K-1) |
100K: 293K(20℃): 500K: 800K: |
700℃ | |
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300℃ | |
100℃ | |
0℃ | |
−195℃ |
700℃ | |
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300℃ | |
100℃ | |
0℃ | |
-100℃ |
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