カリウム(元素記号 K)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など
カリウムは1族の金属元素で、その多くが塩との化合物の形で使われます。金属としてはリチウムに次いで二番目に軽い金属でもあります。単体のカリウムは、塩だけでなく、酸素や水とも強く反応してしまうため、大気中での保管が難しく、灯油などの鉱物油のなかで保存されていることが多い物質です。価格が高い元素でもあります。
また肥料の三大要素である窒素、りん酸、カリウムのうちの一つでもあり、細胞内に存在する重要な元素でもあります。使い道としては、この肥料での利用が多くなっています。
石鹸を作る際に高級脂肪酸と反応させるカリウム塩も、この元素由来のものです。
なお、カリウムを取り出す塩化カリウムの鉱石(長石など)を産出する国としては、カナダやロシア、ベラルーシなどが知られています。
カリウム(元素記号 K)が活用されている分野
- 硝酸塩
- 硫酸塩、塩酸塩
- 青酸カリ(シアン化カリウム)
- 化成肥料
- 食品添加物
- 火薬
分類 | 金属元素 |
---|---|
電子配置 | 4s1 |
英語 | Potassium |
原子量 | 39.10 |
同位体 | 39K、40K、41K |
融点 | 63.38℃ |
沸点 | 759℃ |
密度 | 0.86g/cm3 |
比重 | |
硬度 | モース硬度0.4 |
色、形状 | 銀白色 |
20℃、1atmでの状態 | 固体 |
線膨張率 (α/10-6K-1) |
100K: 293K(20℃):85 500K: 800K: |
700℃ | 66.4 |
---|---|
300℃ | 28.2 |
100℃ | 17.5 |
0℃ | 6.1 |
−195℃ | 1.38 |
700℃ | 32 |
---|---|
300℃ | 45 |
100℃ | 53 |
0℃ | 104 |
-100℃ | 105 |
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