クリプトン(元素記号 Kr)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など

2012年8月30日更新

クリプトンは18族の希ガスの一つで、フッ素以外とは不活性な元素としても知られます。

ヘリウムガスは吸うと声が高くなることで知られますが、こちらのクリプトンは逆に声が低くなります(このガスを単体で吸うのは危険とされます)。

主な用途は電球内のフィラメントを長持ちさせるために不活性ガスとして使われるほか、カメラのフラッシュやストロボでも利用されます。通常の白熱電球にはアルゴンガスが充填されていますが、このクリプトンガスを充填することで、ランプ効率の向上をはかったのがクリプトンランプです。

空気にわずかですが含まれるため、空気を液化して分留することで得ることが出来ます。

クリプトン(元素記号 Kr)が活用されている分野

  • クリプトランプ、クリプト電球
  • ストロボ
クリプトン(元素記号 Kr)の特性、物性
分類 非金属元素
電子配置 3d104s24p6
英語 Krypton
原子量 83.80
同位体 78Kr、80Kr、82Kr、83Kr、84Kr、86Kr
融点 -157.36℃
沸点 -153.22℃
密度 3.75g/l
比重
硬度 モース硬度
色、形状
20℃、1atmでの状態 気体
線膨張率
(α/10-6K-1
100K:
293K(20℃):
500K:
800K:
クリプトン(元素記号 Kr)の電気抵抗(ρ/10-8Ω・m)
700℃
300℃
100℃
0℃
−195℃
クリプトン(元素記号 Kr)の熱伝導率(W・m-1・K-1
700℃
300℃
100℃
0℃
-100℃

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