窒素(元素記号 N)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など

2012年8月30日更新

大気中の約80%はこの窒素ですが、活性が非常に低い気体でもあり、工業用途では雰囲気ガスやパージガスとして使われます。食品でもパッケージの中にこの窒素を入れることで中身の酸化防止が期待できます。

液体窒素としても約−196℃という低温のため、こうした環境下が求められる実験や冷却材としても使われます。

なお、窒素の化合物である窒素酸化物は別名NOxともいい、大気汚染の原因の一つとして知られます。

窒素(元素記号 N)が活用されている分野

  • 液体窒素
  • 冷却材
  • 酸化防止
  • 封入ガス、パージガス
  • アンモニアの原料(ハーバー・ボッシュ法)
窒素(元素記号 N)の特性、物性
分類 非金属元素
電子配置 2s22p3
英語 Nitrogen
原子量 14.01
同位体 14N、15N
融点 -209.86℃
沸点 -195.8℃
密度 1.25g/l
比重
硬度
色、形状 無色
20℃、1atmでの状態 気体
線膨張率
窒素(元素記号 N)の電気抵抗
700℃
300℃
100℃
0℃
−195℃

>元素周期表の目次へ戻る

スポンサーリンク

窒素(元素記号 N)の関連記事

このサイトについて

当サイトの記事はすべて工業製品のメーカーの実務経験者が執筆しています。

砥石メーカーの製品や技術を紹介するサイトとしてはじまりましたが、加工技術・工具・研削・研磨に関わる情報から派生し、ユーザーの問い合わせに応じて鉄鋼、非鉄、貴金属、セラミックス、プラスチック、ゴム、繊維、木材、石材等製造に使用する材料・ワークの基礎知識についても掲載するようになりました。その後、技術情報に限らず、製造業で各分野の職種・仕事を進めるうえで役立つノウハウも提供しています。

製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、経理、購買調達、資材、生産管理、在庫管理、物流など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

工業情報リンク集

工業分野のメーカーや商社を中心に、技術、規格、ものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業製品の生産に必要とされる加工技術や材料に関する知識、マーケティングから製品企画、開発、販売戦略、輸出入、物流、コスト低減、原価管理等、事業運営に必要な知識には共通項があります。

研磨、研削、砥石リンク集