オスミウム(元素記号 Os)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など
オスミウムは最も密度の高い貴金属であり、遷移金属に分類されるレアメタルでもあります。白金鉱から分類されるため高価な金属です。物性としては、高い融点と硬度をもち、酸やアルカリに対しても耐性を持ちます。腐蝕に強いため、高級な万年筆としての用途が身近なものとしては知られています。
合金としては、白金やイリジウムとの合金が知られ、オスミリジウム、イリドスミンなどの名称がつけられています。
同じ白金族であるルテニウム、ロジウム、パラジウム、イリジウム、白金、鉛の中でも最も比重の重い貴金属でもあります。
オスミウム(元素記号 Os)が活用されている分野
- 酸化剤、酸化触媒
- 万年筆
- 指紋検出
分類 | 金属元素 |
---|---|
電子配置 | 4f145d66s2 |
英語 | Osmium |
原子量 | 190.2 |
同位体 | 184Os、186Os、187Os、188Os、189Os、190Os、192Os |
融点 | 3033℃ |
沸点 | 5012℃ |
密度 | 22.61g/cm3 |
比重 | |
硬度 | モース硬度7 |
色、形状 | 青みがかった銀色、青灰色 |
20℃、1atmでの状態 | 固体 |
線膨張率 (α/10-6K-1) |
100K: 293K(20℃):4.7 500K: 800K: |
700℃ | 30.4 |
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300℃ | 17.8 |
100℃ | 11.4 |
0℃ | 8.1 |
−195℃ | − |
700℃ | |
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300℃ | |
100℃ | |
0℃ | |
-100℃ |
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