アンチモン(元素記号 Sb)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など
アンチモンは半金属に分類されるレアメタルの一つです。古くは顔料や化粧品の材料に使われたこともありましたが、毒性のため現在はこうした用途では使われていません。主として半導体材料や電極、合金材料などに使われています。三酸化アンチモンには難燃効果もあるため、燃えやすいゴム、プラスチック、繊維などに添加することで防燃材としても活用されています。但し、毒性のこともあり、近年は代替材料の模索も進められています。
日本国内にある数少ない資源の一つでもあります。現在は中国からの供給がもっとも大きく、主要産地といえますが、日本にも埋蔵は確認されています。
アンチモン(元素記号 Sb)が活用されている分野
- 古代には化粧品や顔料として
- 合金材料
- 化合物半導体材料
- 鉛蓄電池
- 防燃材
- ゴムやプラスチックへの添加材料
- ハンダ
分類 | 金属元素 |
---|---|
電子配置 | 4d105s25p3 |
英語 | Antimony |
原子量 | 121.8 |
同位体 | 121Sb、123Sb |
融点 | 630.63℃ |
沸点 | 1587℃ |
密度 | 6.70g/cm3 |
比重 | |
硬度 | モース硬度3 |
色、形状 | 銀白色 |
20℃、1atmでの状態 | 固体 |
線膨張率 (α/10-6K-1) |
100K:9.1 293K(20℃):11.0 500K:11.7 800K:11.7 |
700℃ | 114 |
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300℃ | - |
100℃ | 59 |
0℃ | 39 |
−195℃ | 8 |
700℃ | 27 |
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300℃ | 19 |
100℃ | 22 |
0℃ | 25.5 |
-100℃ | 33 |
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