テルル(元素記号 Te)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など
テルルはカルコゲンに分類される半金属の一つで、レアメタルでもあります。有毒な金属であり、体内に取り込まれると悪臭を放つとされます。
テルルの主要な用途は鉄鋼素材へ添加することで快削性や耐食性を向上させることができることから、合金添加元素として用いられるほか、DVD-RAMの記憶媒体や熱電変換素子としても使われます。
埋蔵量は米国、ペルー、カナダなどに点在していますが、消費量も限られた金属のため、あまり多くは生産されていません。
銅を精錬する際に抽出されますが、テルルを含む鉱物も存在します。
テルル(元素記号 Te)が活用されている分野
- 着色剤(ガラスなどに対して)
- 太陽電池
- DVD-RAM
- 鉄鋼素材への添加材料
- 感光ドラム(乾式複写機)
分類 | 非金属元素 |
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電子配置 | 4d105s25p4 |
英語 | Tellurium |
原子量 | 127.6 |
同位体 | 120Te、122Te、123Te、124Te、125Te、126Te、128Te | 、130Te
融点 | 449.51℃ |
沸点 | 988℃ |
密度 | 6.24g/cm3 |
比重 | |
硬度 | モース硬度2.25 |
色、形状 | 銀色 |
20℃、1atmでの状態 | 固体 |
線膨張率 (α/10-6K-1) |
100K: 293K(20℃):16.8 500K: 800K: |
700℃ | |
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300℃ | |
100℃ | |
0℃ | |
−195℃ |
700℃ | |
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300℃ | |
100℃ | |
0℃ | |
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