イッテルビウム(元素記号 Yb)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など
イッテルビウムはランタノイド系のレアメタルで、主な用途としてはガラスの着色料やレーザーへの添加剤、コンデンサ、触媒などがあげられます。実用上はエルビウムと似た用途が散見されます。
この元素のフッ化物は、薄膜材料としても使われ、CO2レーザーや赤外域用光学部品の反射防止膜として検討されることもあります。
なお、ガラスへの添加した場合、黄緑色の発色が可能となります。
その他の用途としては、鉄鋼やマグネシウムなどの合金材料へ少量添加することで、脆さを改善することが可能とされます。これは硫黄などの不純物を捕える役割を持つといわれています。
イッテルビウム(元素記号 Yb)が活用されている分野
- ガラス着色剤
- コンデンサ
- YAGレーザーへの添加材料
- 合金への添加材料
分類 | 金属元素 |
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電子配置 | 4f146s2 |
英語 | Ytterbium |
原子量 | 173.0 |
同位体 | 168Yb、170Yb、171Yb、172Yb、173Yb、174Yb、176Yb |
融点 | 824℃ |
沸点 | 1196℃ |
密度 | 6.90g/cm3 |
比重 | |
硬度 | モース硬度 |
色、形状 | 銀白色 |
20℃、1atmでの状態 | 固体 |
線膨張率 (α/10-6K-1) |
100K: 293K(20℃): 500K: 800K: |
700℃ | |
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300℃ | |
100℃ | |
0℃ | |
−195℃ |
700℃ | |
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300℃ | |
100℃ | |
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