OリングのHSコードは|HSコードの一覧表と調べ方、検索の仕方

2013年6月20日更新

OリングのHSコードを決める場合、まず、その製品が「ゴム」なのか、「プラスチック」なのかを特定する必要があります。

これは他のゴム製品やプラスチック製品にも当てはまりますが、両者の境界は「関税定率法の上でどうなっているのか」によって判断します。

規格上定められているものだけでも、Oリングの材質には下表のものがありますが、シリコーンや複数材料の混合したOリングなど、中にはどちらなのかわかりにくいものがあります。

ゴムかプラスチックかは、関税定率法の上では次による定義で判断します。

これによると、ゴムとは、

不飽和の合成物質で以下を同時に満たすもののことを言います。

  • 1.もとの長さの3倍に伸ばしても切れない
  • 2.もとの長さの2倍に伸ばした後も、もとの長さの1.5倍以下に戻るもの

この定義にあてはまる場合は、ゴムやゴム製品がカテゴライズされる40類へ、そうではない樹脂ならばプラスチックやその製品が分類される39類へと進みます。

合成ゴム製のOリングならば、4016項となり、4016.93や4016.99に該当する可能性があります。

合成ゴムの定義にあてはまらない樹脂材料のOリングならば、3926項となり、3926.90に該当する可能性があります。

なお、詳細については税関の事前教示制度を利用し、確認する必要があります。

該当するHSコードの分類番号

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