イタヤカエデ(板屋楓)の特徴|引張強度、圧縮強度、曲げ強度、曲げ弾性率、硬度
北海道から本州、四国、九州の山地に分布する広葉樹で、カエデ科に分類されます。心材は紅褐色、辺材は淡い褐色をしていますが、両者の境界はあいまいで区別は付きにくいです。表面に独特の光沢をもち、杢を持つものもあります。木理は真っすぐ通っており、緻密な肌目です。重く硬いタイプですが、材質(組織)も緻密で加工性はあまりよくありません。靭性(粘り)に優れており、曲木としてもよく使われます。波状杢、縮杢、鳥眼杢などの特徴のあるものは工芸品に使われることもあります。主に、内装材(建材)や家具として使われています。乾燥時の比重は0.67とされます。樹液は砂糖の製造にも用いられます。
曲げ弾性率 (kgf/cm2) |
120000 |
---|---|
圧縮強度 (kgf/cm2) |
450 |
引張強度 (kgf/cm2) |
1350 |
曲げ強度 (kgf/cm2) |
950 |
せん断強度 (kgf/cm2) |
120 |
木口面硬さ(硬度) (kgf/mm2) |
4.5 |
板目面硬さ(硬度) (kgf/mm2) |
2.0 |
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