3TGとは|紛争鉱物に関する調査対応の方法
3TGとは、スズ、タンタル、タングステン、金の4つの鉱物資源のことをまとめた略称で、別名、紛争鉱物とも言われます。まだ記憶に新しいコンゴ紛争では500万人を超える死者が出ましたが、この紛争での武装勢力が武器の調達や民兵への支払いの資金源とするため、鉱物資源が豊富なコンゴとその周辺国の鉱山でとれる鉱物を販売しているということが問題となりました。
鉱山では非人道的な扱いを受けながら強制労働させられている子供を含む多数の労働者がおり、大きな問題となっています。
こうした批判の高まりの中、米国がドッド・フランク法と呼ばれる法律を採択し、その法律では米国上場企業は年に1回、自社の製品製造の部材にコンゴやその周辺国で採れた紛争鉱物由来のものがないか情報開示を行う義務を負うことになっています。
これによって3TG(これら金属からの派生物も含みます)を生産上用いている米国製造業が、自社のサプライヤーに対して紛争鉱物調査の依頼を行うようになっています。
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