ライン側、「ラインそく」とは何か
ライン側とは、自動車部品や自動車業界などの製造分野で使われる場合、工場の生産ラインのすぐ近く、ラインの真横や隣にある部品等を置くことができるスペースのことをこのように呼び、読み方、呼び方は「ラインそく」となります。製造ラインのそば、すぐ近くといった意味合いです。なかなか聞きなれないと何を意味しているのかわかり辛い業界用語ですが、生産管理や工務などの分野では耳にする言葉です。
ライン側にある部品というのがすぐに使う部品であり、最小の在庫ということになりますが、これらは数時間もたたないうちに自動車に組み付けられることになります。トヨタ生産方式等では時間ごとにライン側に組立てをはじめとする自動車の生産に必要な部品が入ってくる仕組みになっており、部品を置いておく本来の在庫スペースにも原則使う予定が決まっている分のみがある状態です。
部品を供給するサプライヤーは、究極的にはこのライン側にタイムリーに必要な部品を届けて自動車メーカー側に無駄な在庫を一切持たせないことが求められます。
部品供給に何かトラブルが発生してしまった場合、顧客となる自動車メーカーのライン側にある在庫が無くなってしまうと、生産ラインストップという事態に陥ってしまうため、それを防ぐためのサプライチェーンが部品メーカーとカーメーカーの間では構築されています。
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