ネジ深さ、下穴深さはどれくらい必要か

2024年5月6日更新

ネジを受ける下穴の深さはネジ深さとも言いますが、ネジと同等の長さをあけておけばよいというものではなく、下穴は有効ねじ長さに対しては長めにあけておく必要があります。

というのも、下図のように下穴余裕深さの部位は、一番タップの食いつき部9山はあったほうがよいということになります。

ネジ深さの模式図

タップの先端は食いつき部になるので、この長さを余分に見ておく必要があります。

下穴深さというのは、計算式で示すと「有効ねじ長さ」+「下穴余裕深さ」の合計値になります。 有効ねじ長さとは、端的に言えば、ねじ山が切られている部位のことです。ただし、不完全ねじ部を除いて、面取りを含む部分の長さの部位となります。

下穴余裕深さの目安は下表(一番タップ食いつき部9山前提)になります。

ねじ径、ドリル径、下穴余裕深さの目安(単位:mm)
ねじ径 M3 M4 M5 M6 M8 M10
使用ドリル径 2.5 3.3 4.2 5.0 6.8 8.5
下穴余裕深さ 5以上 6以上 7以上 8以上 9以上 10以上

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