リセスボルトとは何か

2018年12月11日更新

リセスボルトやディープリセスボルトといった表記を図面で見ることがありますが、これらは一体どのようなボルトで、どのような意味を持つボルトなのでしょうか。

リセスボルトとは、英語ではrecessed head boltとなり、一言で言えば、ボルトの頭部の部分を削って凹状にすることで、強度はそのままに軽量化したボルトの総称です。ディープリセスと名称がついた場合は、ねじを締める頭部がさらに深く凹み状に削りこまれたもので、よりいっそう軽量化されたボルトになります。部材の軽量化のために、肉抜きといって、穴をあけたり、金属部位を適度に削っていく技法と似た発想で作られたものです。

ボルトの場合、強度が非常に重要な特性となりますので、ねじ部の太さ等は軽量化のためとはいえ簡単には削れません。一方、ボルトの頭部のねじを締める部位についていえば、締結や強度に問題がないという前提であれば、この中に凹みなどを設けて軽量化をはかることが可能です。

自動車をはじめ、軽量化が望まれる分野ではこうした軽量化の技術がふんだんに使われており、輸送効率や燃費にもつながる重要な要素となります。特に機械要素の中でも使われる本数が多いボルト類は、すべてリセス化するとトータルの総重量がかなりダウンします。

リセスボルトは頭部の形状が通常のボルトと異なるため、コストが高くなりがちですが、生産技術上は通常ボルトと変わらない方法で量産する方法も開発されています。

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