5段階評価を英語で表現すると
成績、評価、アンケート、査定など様々な目的で使用可能な5段階評価を英語で表現する場合、下表のようになります。評価表現は、最下位の評価の基準によっても大きく変わってきます。またこれは上位者をどのように決めたいかという方針にも連動してきます。
英語 | 意味 |
---|---|
Outstanding | 秀 |
Excellent | 優 |
Good | 良 |
More improvement | 可 |
Poor | 不可 |
上表の5段階評価では、good以上、つまり最も良い評価を5とした場合、3以上はよいという部類になる基準です。評価を受けるほうとしては、評定平均の最低基準などがない限り、goodが取れればよいと認識されます。もちろん、それは評価対象の母集団の分布にもより、ほとんどがoutstandingとexcellentなのであれば、goodもさして良いというわけではなくなります。したがって、相対評価を用いるのであれば評価の際は、上位何%程度がどの評定に入るのかをあらかじめ基準を作成して運用する必要があります。これは特に上位評価について言えることです。絶対評価を用いるのであれば、何らかの基準をクリアしているのであれば、すべてoutstandingということも可能です。
最も低い評価をmore improvementとした場合、下記のようにもできます。こうなると、下から2番目のaverageは平均かつ普通の評価ということになります。
英語 | 意味 |
---|---|
Outstanding | 秀 |
Excellent | 優 |
Good | 良 |
Average | 普通 |
More improvement | 可 |
一方、下表のようにすべて何らかの「良い」にしたい場合は、最下位を除き、一応すべて良いという括りにできます。アンケート等で統計的に「良い」という回答を増やしたいような場合にはよく使われるテクニックです。
英語 | 意味 |
---|---|
Extremely good | きわめてよい |
Very good | とてもよい |
Moderately good | そこそこよい |
Slightly good | 少しよい |
Not at all good | 少しもよくない |
こうした5段階評価を行う場合の注意点としては、各段階の表現が1〜5のどの順位なのかを明確に記載しておく必要があります。アンケートで回答欄に記載してもらう場合は、どの順位かが分からないと正しい回答になりません。
英語 | 日本語 |
---|---|
based on scale of 0 to 5 | 0から5の指標で見ると |
0 = unsatisfied, 5 = satisfied | 0が不満、5が満足。※指標のうち数字の大きさが何を示すのかを明記。例:5 = high, 0 = lowなど。 |
また評価や成績を見る側の視点では、goodやexcellentとだけあってもにわかにはどちらが良いのかもよくわかりませんので、各表現が1位から5位どのようになっているかをあわせて記載しておく必要があります。順位を数字で明示するほか、アルファベットや星の数で明示する方法もあります。ただしこの場合も各ランクの位置づけが明確にわかる記載がどこかには必要です。
昨今は組織や目的に応じて様々な表現があるので1〜5のどの段階かというのは言葉だけではなかなか分かりにくく、数字との対応関係があったほうが誤解を生まずにすみます。
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