五月雨式に申し訳ございませんを英語でいうと
「五月雨式に申し訳ございません」というビジネス表現は、1回で伝えればよいことを連続して何度も続けて伝えたり依頼したりすることに対するクッション言葉の一種です。五月雨式(読み方:さみだれしき)とは、途切れがちに繰り返すことを意味しており、陰暦5月頃の長雨=梅雨の様子から出てきた言葉ですので、この季節にちなんだ慣用句のない英語では言い換えを行わないと何を言いたいのか伝わりません。
「五月雨式に申し訳ございません」の意味するところは、言い換えると、次のようなニュアンスがあります。
- 「バラバラと連絡(対応・依頼)してしまいすみません」
- 「重ねてのメール(連絡)で失礼します」
- 「たびたびの御連絡すみません」
- 「何度も同じ案件でご連絡してすみません」
- 「修正や改訂作業等が一度で完了せずに断続的にだらだらと続いてしまいすみません」
- 「報告が次から次へと出てきてしまいすみません」
したがって、英語表現にする場合は下記のようなものがあります。
I should have asked this in my previous e-mail, |
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先回のメールでお尋ねすべきでしたが、 |
I should have asked this before, |
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以前に私からお尋ねすべきでしたが |
I should have reported this in my previous e-mail, |
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先回のメールでご報告すべきでしたが |
Apologies for bothering you again. |
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再度お邪魔してすみません。 |
My apologies for asking again. |
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再度の問い合わせご容赦ください。 |
My apologies for asking so many questions. |
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何度もお尋ねしてすみません。 |
I am sorry to keep bringing this up. |
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何度もこの案件を続けて持ち出して(提示して)すみません。 |
Sorry for interrupting you many times. |
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何度もお邪魔してすみません。 |
Sorry to keep bothering you. |
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何度もお手を煩わせてすみません。 |
I'm sorry for sending you back repeatedly. |
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何度も繰り返しご連絡申し上げてすみません。 |
ビジネスにおいて一度に依頼すべきことや伝えるべきことが断続的に次から次へと出てくると、受け取った相手は「最初に言ってほしい」「またこの話?」となります。最初にわかっていれば、段取りや対応方法が変わってきた、となれば受け取った相手のスケジュールや段取りも変えることになり、不信感も出てきます。
状況によってはメールだけで済ませず、対面で事情を説明するなりしたほうが良いでしょう。何らかの不具合や修正、トラブルへの対処にしても、五月雨式でだらだらといつまでも続いたり、修正箇所がさらに修正となるような対応は避けたいところです。 万が一、そうした状況になってしまった場合はこちらの落ち度を謝罪しつつ、丁寧に応対していく必要があります。
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