ねじゲージにはどのようなものがありますか

2012年9月14日更新

ねじも他の工業製品と同様に、寸法には許容される公差があります。この寸法許容差に収まっているかどうかを調べるために使われるのがゲージで、特にネジ用に作られたものを「ねじゲージ」といいます。

ねじゲージには大別すると、次の2タイプのものがあります。

標準ねじゲージ
めねじ用とおねじ用があり、それぞれねじ山が刻まれているゲージです。ネジがここを通ることができれば合格と判定するためのゲージです。めねじ用の栓ゲージ(プラグゲージ)と、おねじ用のねじリングゲージがセットになっています。
限界ねじゲージ
こちらのゲージは、標準ねじゲージと異なり、通ることが出来れば合格する通り側のほか、ねじが通ってはいけない止り側の二つを備えたゲージです。めねじ用のプラグゲージであれば、両端にそれぞれがついています。

また、上記のほかに、ねじピッチを測定するためのピッチゲージと呼ばれるものもあります。これはそれぞれ規定な間隔に切られた鋼板を束にした工具で、ねじ山の部分に山の形状が切られている鋼板をあてて、適合するかどうかを見るためのものです。

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