ISOねじとは
日本国内では工業規格としてJISがありますが、こちらに規定されているねじの規格は、例外はあるもののISO規格とほぼ同じとなっています。JISに独自の寸法や規格をもつネジは附属書として期間限定で残されており、ISOのカバーする内容はJISのなかに盛り込まれています。これにより、これによりISOをベースにしている国との取引や技術的な仕様のやり取りも格段にしやすくなりました。
ISOとJISとで規格が異なった頃の名残で、ISOネジといったりもしますが、基本的にJISネジ(あまりこういう言い方は聞きませんが)と同じものです。
ISOにはISOメートルねじとISOインチねじの二つの規格体系があり、どちらもJISに取り入れられています。JISのメートルねじは以前は並目と細目とピッチ間隔によって二つの規格がありましたが、現在は一つになっています(規格としてはメートル細目ねじが廃止となったため)。インチねじのほうは、JISでは「ユニファイねじ」と称呼しています。こちらはユニファイ並目ねじ、ユニファイ細目ねじの二つの規格があり、それぞれUNC、UNFの記号がついたネジがこれらに該当します。
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