スリット材とは

2023年8月7日更新

スリット材とは鋼板の幅をカットしたものを指します。プレス機などにコイル材等の鋼板を入れる場合、作る製品の幅にあらかじめコイル材を切断しておく必要があり、コイルセンター等でこのスリット加工がなされたものが使用者に納品されます。

コイル材は鉄鋼メーカーから上がってきた状態では母材と呼ばれる規格材になっており、生産する部品や製品のサイズに合わせて切断して使うことになります。

母材とスリット材

基本的に鋼板の寸法や板厚と幅でコントロールしますので、スリットする前の状態の鋼板であれば、万が一、需要が減少して使い道がなくなったとしても、他への転用も比較的容易にできます。一方で、スリットしてしまうとそのサイズにぴったりあうものか、さらに小さくスリットして転用できるものを探すかということになります。

需要変動が激しいものについては需要状況が判明する直前までスリットせずに置く、というのも一つの選択肢です。

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