面一の意味とは|英語でツライチ
面一(読み方:ツライチ)とは、二つ以上の面をフラットに段差のない状態にあわせることを意味し、「面を合わせる」「段差をなくす」と言い換えることもできます。英語では「平らの、平坦な」「〜同じ高さにする」を意味するflushと表現されます。
This step should be flush with floor. |
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この段差は床とツライチにすべきです。 |
The light fittings should be flush with ceiling |
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照明器具は天井とツライチにすべきです。 |
図面の上では、データム(基準面)に対して平行にすることを意味する「平行度」でも指定できます。
今ではさまざまな領域で面一の表現は使われますが、オリジナルとしては建築分野での現場用語があり、突き合わせる二つ以上の部分に段差ができないようにする施工や加工のことをこのように呼んでいます。床や壁、部屋・スペースの出入り口等の段差がある部分に対して、段差がない状態にする施工や設計のことを「ツライチ」の一言で表現できます。
「段差がない」「二つ以上の面をフラットにあわせる」という点では、自動車の見た目を改造するドレスアップ分野でもよく使われますが、こちらは特に車体(フェンダー部分)の外端と、タイヤとホイールの面に段差がない状態に仕上げることを意味しています。
そもそもタイヤとホイールはフェンダー内にすっぽりと収まっており、通常はタイヤやホイールのほうが内側に入り込んでいます。これでフェンダーの泥除けの機能も果たされます。フェンダー外端よりはみ出てしまうと車検に通らなくなりますが、この外端とタイヤをぎりぎりまで攻めて高さをあわせるというドレスアップがこのツライチと呼ばれる技法です。
今日では建築や自動車に限らず、段差をなくして面をフラットにすることをツライチというようになり、特に製造業ではよく聞くかもしれません。
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