TAF3250の成分、引張強さ、耐力、伸び、機械的性質、耐食性|チタン鍛造の特徴と規格

2014年4月10日更新

TAF3250はチタン61種であり、Ti-3Al-2.5Vと称呼されることもあるα−β合金となります。チタンとしては中程度の強度を持ち、耐食性、溶接性に優れ、成形性もよい材料の一つで、特に冷間加工性に優れている点に特徴があります。医療材料、レジャー用品等に用いられます。

TAF3250(チタン61種、鍛造)、Ti-3Al-2.5Vの成分、材質

TAF3250の成分、材質(単位:%)
種類 N C H Fe O Al V その他の元素 Ti
個々 合計
TAF3250 0.03以下 0.08以下 0.015以下 0.25以下 0.15以下 2.50から3.50 2.00から3.00 0.10以下 0.40以下 残部

TAF3250(チタン61種、鍛造)、Ti-3Al-2.5Vの機械的性質|引張強さ、耐力、伸び、絞り

TAF3250(チタン61種、鍛造)、Ti-3Al-2.5Vの機械的性質|引張強さ、耐力、伸び、絞り
種類 引張強さ(MPa) 耐力(MPa) 伸び(%) 絞り(%)
TAF3250 620以上 485以上 15以上 30以上

JIS規格に定められている純チタン、チタン合金の種類

チタンの鍛造品

チタンの鋳物

チタンの展伸材

展伸材とは、スポンジチタン、チタンインゴットを経て、板材、条材、シームレスパイプ、管、棒材、線材などに加工された状態のチタン材料のことです。チタンの材料記号には下記のような法則があります。

TP 板、熱間圧延は末尾にH、冷間圧延は末尾にCがつきます。例:チタン1種の熱間圧延板はTP270H
TR
TTP、TAT、TATP 継目無管(シームレスパイプ、シームレス管)
TTH、TATH 熱交換器用チタン、熱交換器用チタン合金管
TB、TAB
TW、TAW

チタン合金別の特性

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