銅(元素記号 Cu)の用途、特性、物性、密度、比重、融点、沸点など
銅は、黄銅や白銅、青銅といった合金の形で活用される代表的な非鉄金属の一つで、人にとっても微量ではありますが生存に必要な元素です。最も大きな特徴ともいえるのが、高い導電性、電気導電率であり、加工性の高さや耐食性のよさ、低温脆性に優れて、かつ価格も安価であるという点などから広く工業用だけでなく、日用品に至るまで良く使われる元素といえます。
銅は種類としては、純銅、黄銅、青銅、白銅、洋白、キュプロニッケル、ベリリウム銅などが知られます。
工業用としては、銀に次ぐ導電性を持ちつつ安価であることから、電子部品や電気部品、回路や配線をはじめ、ケーブル、筐体、部品として使われます。また管楽器の素材や、硬貨の材料としても知られます。
銅鉱石の埋蔵量は、チリやペルー、メキシコといった南米、中米の国で多いとされます。
銅(元素記号 Cu)が活用されている分野
- 銅合金して各種部品
- 銅像
- 硬貨(10円は青銅、5円は黄銅、100円と50円は白銅、500円はニッケル黄銅)
- 電線
- 銅線
- 雑貨類
分類 | 金属元素 |
---|---|
電子配置 | 3d104s1 |
英語 | Copper |
原子量 | 63.55 |
同位体 | 63Cu、65Cu |
融点 | 1084.6℃ |
沸点 | 2562℃ |
密度 | 8.92g/cm3(8.94g/cm3) |
比重 | |
硬度 | モース硬度3 |
色、形状 | 橙赤色、淡赤 |
20℃、1atmでの状態 | 固体 |
線膨張率 (α/10-6K-1) |
100K:10.3 293K(20℃):16.5 500K:18.3 800K:20.3 |
700℃ | 6.7 |
---|---|
300℃ | 3.6 |
100℃ | 2.23 |
0℃ | 1.55 |
−195℃ | 0.2 |
700℃ | 354 |
---|---|
300℃ | 381 |
100℃ | 395 |
0℃ | 403 |
-100℃ | 420 |
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