英文メールで後任を紹介する
転勤や退職、担当変更などの際は、いっせいに迅速に伝えることができるメールでの紹介がとても便利です。中身としては、自分がもう担当ではなくなることと、新しい担当者の名前とアドレスの二つが必須となります。あとは、人によっては今までの感謝を述べたり、同じ会社ならば次はどこの部署に行くのか書いてもよいでしょう。
また後任の紹介メールのあとは、後任者から新任の挨拶があると尚よいでしょう。
会社そのものが変わる場合、関係者一同にいっせいに送信するような場合、社名までは書かないことが一般的ですが、自分の名前で仕事をしていたような職種では個別に伝えるというようなケースもあります。これは国や会社にもよりけりですが、日本ではとくに「会社として」取引をしていたという場合が多いですが、海外の得意先や担当者によっては「この人だから」ということで取引が成り立っていたというようなこともあります(もちろん、日本でもこうしたケースもありますが、業種・規模によっては海外のほうが人ベースで関係性を作る、というケースが多いように感じます)。このため、特に一対一でメールをやり取りするような場合では、次にどこで働くことになったのか伝えることも珍しくはありません。
This is to announce that I will be transferring to Jakarta branch from next month. As my replacement, Mr. Suzuki will be going to take my place from next month. He has experience in related field and I'm sure that he will contribute to our business.
From now on, please send all related e-mail to Mr. Suzuki as well.
If you have submitted my e-mail address to mailing list or alias, please change my address to Mr. Suzuki's.
I really thank all of you for the kind support. For about one month, I will be supporting Mr. Suzuki's job.
来月からジャカルタ支店へ転勤となりました。 私の後任として、次月から鈴木さんが私の仕事を引き継ぎます。彼は類似分野での経験があり、当社の戦力となることでしょう。
現時点から、関連メールのすべてを鈴木さんへも送ってください。
私のメールアドレスをメーリングリストやエイリアスに登録している場合、すべて鈴木さんのアドレスへ変更ください。
今まで皆様のサポートをいただき大変感謝しております。
一ヶ月ほど、鈴木さんの仕事の支援を行う予定です。
上記は関係者全員への後任者の紹介メールの例文です。自身の転勤についても冒頭でふれています。こうしたメールは送ってもなかなか相手側が新任者に連絡しなかったりすることもありますので、前任の方は、根気よく担当が変更する旨連絡する必要があります。また引継ぎ完了したあたりに、再度同じようなメールを送って念押ししておくとよいかもしれません。
会社を変わる場合は、冒頭の一文を下記のように変えればよいかと思います。引継ぎのこともあるため、日程が決まっているのであれば、例文のようにnext monthではなく、日付を指定してもよいですが、海外の従業員からの退職挨拶メールの多くは、辞める当日にいっせいメールの形でもらうことが多いように感じます(社風やその社員との仕事での関わり方も関係するとは思いますが)。
This is to announce that I will leave for another job from next month.
This is to announce that I will start for another job from next week.
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