moldとmouldの違い
ゴムやプラスチック用の金型、あるいは粉末や流体に近いようなものに使う「型」のことをmold(モールド)と英語では呼びますが、これが時にmouldと書かれることもあります。余談ですが、日本語では金型は、何のための型かによって名称が変わりませんが、英語では金属のプレスなどに使う金型は、dieと呼び、両者ははじめから区別されています。
実質、MoldとMouldは単なるスペルの違いであり、意味に違いはありません。どちらかといえば、米国英語ではMoldを使う傾向があり、イギリス英語ではMouldと呼ぶことが多いように思いますが、業務では統一されて使われていることもあります。
ただ双方の意味しているものに違いはなくとも、貿易書類などの品名欄に使われていると、仕向国によってはスペルを訂正したほうがよいというようなこともあります。これは貿易上の書類では使っている名称を、発注書とインボイスと同じ名称にしておいたほうがよいとされる国があること以上の理由はありません。ある物品を輸出する際、ある書類にはmold、同じものを示しているのに別の書類ではmouldというようなちぐはぐな状態にしておかなければ特に問題はおきないでしょう。
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