ノギスの部位を英語で言うと|ノギスで測定する際に使う英語名称

2015年3月23日更新
ノギスの部位を英語で

ノギスは英語ではVernier caliper(バーニア・キャリパー)と言います。単にVernierやCaliperと呼ばれることもあり、vernier scaleという言い方もあります。デジタルノギスのことはDigital caliperと呼称されます。ノギスの名称はドイツ語のNonius(ノニス)が日本語になる際に訛ってノギスと言われるようになったとされますが、これはもともと副尺の意味を持ちます。英語圏含め、海外スタッフと話す際にノギスといっても通じないため、注意を要します。

例えば、デジタルノギスで測定してほしいというような場合には、"Please measure by digital caliper"といった言い方が使われます。

ジョウは英語で「アゴ」の意味のjawが使われていますが、測定時には対象を顎のようはさむことからきている用語ですので、日本語で使われている用語でそのまま通じます。

バーニアについてもそのまま英語からきている用語です。ノギスを構成する部位である、本尺やデプスバー、止めねじについては以下のような言い方があります。会社や国、業界によっても微妙に言い方が異なることがあります。意味が通じにくい場合は、何をするためのものかあわせて説明するとよいでしょう。

ノギスの部位ごとの英語名称
日本語 英語
外側用ジョウ External jaws
内側用ジョウ Internal jaws
止めねじ Locking screw, Clamping screw, Screw clamp
バーニア(バーニア目盛)) Vernier
本尺(本尺目盛) Main scale
デプスバー Depth probe, Depth measuring blade, Stem
ジョウ(固定側) Fixed jaw
ジョウ(スライドする側) Sliding jaw
校正(較正) calibration and adjusting
板ばね(ノギス内部に入っている部品) plate spring, flat spring, leaf spring
測定値 observed data, reading, measured figure等
目盛り scale
内径 inner diameter, bore diameter, internal diameter
外径 external diameter, outer diameter
直径 diameter
公差 tolerance
誤差 error, margin of error, accidental error
公差等級 tolerance class

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