英語のセールス電話の断り方
昨今、日本企業にも直接英語でセールスの電話がかかってくるようになってきました。中には興味深い内容や、自社の利益や生産コスト低減につながりそうな提案もあったりしますが、たいていは押し売りに近いものや、個人的に証券を買わないかというものだったり、よい仕事があるのでどうか、というような電話が多いような気がします。
英語でのセールスは筆者の場合、香港やシンガポールのほか、ポーランドやロシアの会社からもかかってきたことがあります。たいてい電話に出ると、マネージャーやディレクターと話がしたいと言ってきます。
英語での電話だとよく聞き取りにくいこともあったり、なんだか重要な電話のような気がしてしまい、なかなか断れない、どうやって断っていいのかわからないという話しも聞きます。
マネージャーやディレクターに取り次いでくれといってきた場合で、断る場合は、一旦、相手の名前や目的を聞いて保留にし、しばらくしてからうちのマネージャーは興味がないと言っていると返事をするのも一つの方法です。
マネージャーやディレクターの名前を聞いてくる場合もありますが、その場合、以下のような言い方で答えられない、というのがよいでしょう。
We cannot disclose our personal information. We won't give away personal information to outsiders. We cannot tell you those kinds of information. |
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要はそういった個人情報は開示できないということを言って教えないことです。 |
May I ask who is calling? |
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どちらさまですか、といった意味です。どんな電話でも相手の名前を聞くときに使います。 |
Company name please? |
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社名を言わない場合、会社名を聞きます。 |
Just a moment please. Hold on a minute. |
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どちらも少々お待ちください、と電話を保留するときに使います。 |
He is not available. |
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課長や部長と話したい、もしくは名指しで誰かに電話がかかってきて、出られないときに便利な言い方です。ただし、セールスを断る場合はこの表現ではまたかかってくる可能性があります。 |
We are not interested. |
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興味がありません。 |
He/She said he/she doesn't need this kind of phone call. |
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彼もしくは彼女はこういうお電話は必要ないと言っています、と伝える場合です。あるいは興味がないといっていますという場合は、以下のようにシンプルでも伝わります。 |
He/She is not interested. |
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単純に興味がない、と伝える場合です。 |
Our company do not need those kinds of products (services). |
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当社ではそういった製品やサービスは必要ありません。 |
We don't need this kind of phone call. Thank you for your understanding. |
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あまりしつこくかかってきて困る、という場合に「こういうお電話は不要です、ご理解ありがとうございます」といってと一方的に言って電話を切る時に使える表現です。 |
一方的なセールスの電話は、国によっては法律で規制されており、かけることができない国もあります。
その製品、サービスに興味がない旨をしっかり伝え、こういう電話が不要である旨を伝えることが肝要です。もっとも、近頃はよりコストの安いメールを使ったセールスのほうが多いかもしれません。メールでのしつこいセールスの対処方法は、基本的に返事を返さず、メールも開かないことです。
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