締め日や支払日を英語で言うと
日本では取引条件を提示するとき、一般的には締め日と支払日をセットにして相手方に連絡します。例えば、当月末締め翌月20日支払い、翌月末締め翌々月末現金振込み、10日締め翌月15日支払いといった具合です。
海外との物品の売買では、通常、取引基本契約や個別契約の形で、貿易条件とともに支払い条件も明示して合意が取れてから取引を開始しますが、この際に使われる表現は、以下のようなものがあります。
L/C at 120 days after B/L date |
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B/L(船荷証券)の日付、つまり出港日から120日後にL/C(信用状)にて支払うという条件です。 |
T/T Remittance within 30 Days after B/L date |
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こちらはB/L(船荷証券)の日付から30日後までに電信送金、つまり銀行振り込みしますという条件です。 |
いずれも正式な貿易書類を起算日として支払い条件を設定しているケースです。こうした場合は、締め日という言い方を使わず、貿易書類上の日付を基準に、そこから何日後に支払うという書き方がなされます。海外企業との取引では、基本的には「貿易」による物品の売買を行い、それに対して請求するという形がとられます。このため、国によっては、通関上のインボイスと、請求上のインボイスの内容をあわせる必要があり、まとめて請求するにしても、請求内容を合算することができないという事情もあります。したがって、どの取引分の請求であり、それをいつまでの支払ってほしいのか、という点が最も重要となります。
ただ、会社によっては締め日と支払日を確定させて置かないと困るという事情もあるでしょうから、これでは一般的な条件として、自社の締め日と支払い日を表現する方法としては以下のようなものもあります。
Our cutoff date of billing is end of each month and shall be paid by the end of next month. |
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当社の締め日は毎月末で、翌月末支払いとなります。 |
Our cutoff date of billing is 20th of each month and the date of payment is 15th of next month. |
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当社の締め日は毎月20日で、お支払いは翌月15日となります。 |
cutoff dateを使うことで、請求や支払いが当月になるか、来月になるかを相手に伝えることができます。うまく通じていないようであれば、より直接的に、「請求書をいつまでに送ってもらえれば支払いがいつになる」というような表現でもよいでしょう。逆も然りです。
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