英語でのスパムメールの対策

2014年3月26日更新
英語でのスパムメールの対策

ウェブサイトでメールアドレスを公開しておくと、スパムメールはすぐに月間数千通を超えることになりますが、会社代表のメールアドレスに送られてくる大量の英語のスパムメールについては、数が多すぎるため、ひとつひとつスパム学習判定を適用させていったり、アドレスによるブロックを行ったりというわけにもいきません。

スパムメールは、開かない、返信しないが原則ですが、膨大な英語のスパムメールが送られてきてどうしようもない場合、メールアドレスをウェブ上に公開するのをやめ、問い合わせフォームによる対応に切り替えたほうが無難です。

また、どうしてもメールアドレスを公開したい場合は画像にして貼り付けておく、というのも手ですが、現在は画像に書かれている文字を認識するソフトもあるので、万能ではありません。

個人のメールアドレスに送られてくる迷惑メールというのは、海外での展示会や各種ウェブサイトから資料請求、問い合わせなどいろいろなルートでメールアドレスが外部へ流れてしまい、それがスパムメール業者に登録されてしまっていることが原因と思われます。こうした業者は100万通、あるいはそれ以上送って1通でもカモが引っかかれば十分に採算が合うとも言われています。このため、メールが登場して以来、各国で規制する法律ができているにも関わらず、なくなることがありません。

こうしたメールの中には、メールに見えない画像やコードなどが埋め込んであったり(メールの開封を確認するため))、知っている会社やメールでやり取りしている人のアドレスを偽装していることもあります。おかしいと感じたら、即削除していくしかありませんが、サーバーレベルで迷惑メールをはねる、という方法もあります。

これは会社のシステム管理者に相談する必要がありますが、あまり厳密なものにすると、仕事に関係したメールもスパム扱いして届かなくなるリスクはあるものの、あきらかにスパムメールと思われるものだけをはねてもらえる弱めの設定だけでも迷惑メールはだいぶ減ります。

間違ってもこうした英語の迷惑メールには返信してはいけません。返信するとアドレスが生きていることがわかり、迷惑メールがもっと増えます。

なお、自分から今までにコンタクトのない大量のアドレスにニュースレターや自社の製品案内などを送る際には、自分自身のメールがスパムにならないよう注意が必要です。国によっては、こうしたセールス手法を禁じていることがありますので、展示会で名刺交換した方にお礼状がてら送る程度ならばまだしも、メールの大量送信には十分に気をつけたいものです。

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