山崩しと山積みを英語で言うと

2021年1月29日更新

山崩しと山積みは製造の分野では、山を崩してならすがごとく作業を平準化してならすことと、逆にまとめて作りだめることを意味しています。

山崩しと山積み
日本語 英語
山崩し work leveling
山積み loading

製造現場にてこれらを臨機応変に使い分けて負荷を分散するという考え方です。製造方法のなかにはトヨタ生産方式をはじめ、平準化での生産を行うものもあります。

山崩しを行うのは、生産能力がオーバーしている場合にも有効です。客先からの内示情報や販売予測などで来月オーバーしている分を、注文が比較的少ない今月に作っておくようなことも次月の山をならすことから「山崩し」ということができます。

受注予測や販売予測を活用しながら山崩しを行うと余分な設備投資や人員をかかえることなく、理論上は設備や人をフル活用した生産ができ、生産性を上げることもできます。そもそも今月にまだ生産できる余力があり、逆に次月は休日も出勤しないと製品を作り切れないという場合は、山崩しを行わないと生産効率が悪くなります。

反対に山積みする、という場合ですがこれはロット生産などである程度まとめて作ったほうが効率が良い場合にも使われます。例えば1時間で1000個できてしまうものがあり、今月の注文は500個、来月の内示も500個であるような場合、金型や材料などの入れ替え・段取り替えで数時間かかってしまうことを考えると、1時間で来月の分もまとめて生産したほうが生産コスト・効率の面から優位であるというケースです。

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