英語での年号の読み方|西暦は英文ではどう言うか
西暦の年号を表記する場合、英語でも日本語でも数字で書くのが一般的である為、口頭での話し合いや説明の際、どのように読むのが適切なのか苦慮することがあります。年号の読み方には、年数によって2パターンの表現方法があったり、地域や使われる人によっても差があるため、必ずこの言い方でなければならないというものがないこともあります。
ニュースや公式の場でも表現を決めている場合は、それに統一されていることが多いですが、すべてのメディアで年号の読み方が同じかと言えば、そうでもないというのが実情です。1900年代や1800年代等については、2ケタで読みます。問題となるのは、2000年代で、世代によってもバラつきがあることが指摘されています。two thousand〜となるか、twenty + 〜と2ケタに分解して表現するか、という違いがあります。
年号を英語で読むと
西暦 | 読み方の例 |
---|---|
1999 | nineteen ninety nine |
1900 | nineteen hundred |
1901 | nineteen oh one |
2001 | two thousand one, two thousand and one, twenty oh one |
2014 | twenty fourteen, two thousand fourteen |
2100 | twenty one hundred, two thousand (and) one hundred |
2257 | twenty two fifty seven, two thousand (and) two hundred fifty seven |
794 | seven ninety four, seven hundred (and) ninety four |
14 | fourteen |
1200 B.C.【紀元前1200】 | twelve hundred Before Christ (B.C.もしくはBC) |
口頭で数字を表現する場合、西暦や年号に限ったわけではありませんが、2ケタずつに分けて表現することが習慣的に行われています。金額のやり取り、お金のやり取りなどでも2ケタ区切りで、数字を表現することはわりとよくあります。
これは全桁数を本来の読み方で読むと時間がかかることや、2ケタずつの表現であれば直感的に数字を書き出したりイメージしたりできる利点があります。慣習的に、日常ではよく使われていますが、慣れないとかえってわかりにくいこともあります。数字を読み上げるときや相手が話している数字を聞き取る必要があるときには、区切りをどこにしているかに注意を向ける必要があります。
ビジネスでの表現では誤解を避けるために、紙やメールなどの形にするのがベターですが、どうしてもできない場合は、本来の表現で伝えるほうが無難です。2ケタずつの区切りで話すと、聞き間違え等による誤解のリスクもあります。
西暦を英語で言うと
西暦以外の暦を持たない国では、year = 西暦ということになりますが、西暦であることをあえて示す必要がある場合には、以下のような表現の仕方があります。西暦とは、本来キリストの生誕を基準にした年号であることを強調する表現でもあるため、非キリスト教徒に配慮した中立的な表現としてCEやBCEを使う場合もあります。
西暦の表現 | 意味、使い方 |
---|---|
AD もしくは A.D. | ラテン語のanno Dominiの頭文字から。in the year of the lordの略。Dominus(Lord)の生まれた年、キリストの生年からはじまっている暦であることを原義に持つ表現です。紀元2014年といった場合には、2014 A.D.やA.D. 2014、2014 AD等と表記されます。 |
The dominical year | 「西暦の」を表現していますが、dominicalは主イエス・キリストの、という意味です。 |
western calender | 西暦、そのままの訳語です。 |
of the christian era | キリスト紀元、西暦の、を意味する表現。2014 C.E.といった形で使います。 |
CE | Common EraやCurrent Era、Christian Eraの略として使われる表現ですが、Common Eraは非キリスト教徒にとっても使いやすいよう中立的な表現として解釈されることがあります。 |
Common Era | 西暦、を表現する英語として、キリスト教の暦であることを示す単語がなく、どの宗教であっても中立的に使うことができる表現として知られます。 |
BCE | Before the Common Eraの頭文字から。紀元前。 |
スポンサーリンク