SS材の炭素量の計算方法
SS400(SS41)に代表されるSS材には炭素量に関する規定がありません。そもそもSS400の400とは最低引張強さのことです。ただ、炭素量は鋼材の基本的な性質を決める上では最も大きな影響を持つものであり、おおよその炭素量の目安が必要な場合は、以下の方法で計算することもできます。
- 引張強さ(kgf/mm2)≒20 + 100 x 炭素(%)≒20 + C
- 炭素量(Cの含有%)≒(引張強さ‐20)/100
なお、この計算で概算を出す場合は、引張強さの単位に留意する必要があります。SS400の400は単位がN/mm2です。上記式ではkgf/mm2にする必要がありますので、40で計算します。
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