lakhとcroreの意味|インドにおける数の数え方
インドは英語を公用語としているものの、慣習的に一部の数字の数え方に独特の表現を使います。その代表的なものが、lakh(ラクもしくはラーク)とcrore(クロー、もしくはカロール)です。Lakhが10万を意味し、Croreは1000万を意味します。ヒンディー語がそのままインド英語として使われている例です。lakhは慣用的にlacやlaksとも略されることがあります。
英語では通常、千をthousandと表現し、1万なら10 thousand、10万なら100 thousand、100万になると単位が変わってmillionとなります。1000万ならば10 millionと表現されます。つまり千を区切りに数の単位を変えるカウント方式で、位取りが3ケタごととなっています。インドの場合、2ケタごとに位取りがなされますが、英語を使う場合、慣習的に固有の表現が出てくるのは10万と1000万だけで、あとの固有の表現はめったに出てきません。10万をlakhと表現するため、100万がmillionではなく、10 lakhsとなります。10万のlakhより2ケタ動いた値が1000万のcroreとなります。croreの次の単位はarawb(10億)となり、lakhの前の単位はhazaar(千)となりますが、いずれもインド英語ではほとんど使いません。
貨幣の数え方に使うだけでなく、数字そのものの数え方に頻繁にlakhとcroreが登場しますので、慣れないとなかなか実際の数字のイメージを掴み辛いかもしれません。Lakhはインドの南部ではlaksha(ラクシャ)、さらに、crore(カロール)をKoti(コティ)と呼ぶことがあります。
数字 | インド英語での数え方 | 一般的な英語(米国)での数え方 |
---|---|---|
10万 | 1 lakh | 100 thousand |
100万 | 10 lakhs | 1 million |
1000万 | 1 crore | 10 million |
1億 | 10 crores | 100 million |
10億 | 1 arawb | 1 billion |
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