英語で以上、以下、未満、超を使い分ける
ビジネスにおいてはある一定の数量以上なのか、超なのかが問題となることが多々あります。日本でもしばしば、その数量そのものを含むのかどうかといった点で誤解が起きる問題で、英語ならば尚更神経を使う必要があるといえます。
100個以上といった場合、100個を含み、101個も120個も同様に100個以上ということになります。英語でよく間違えられるのは、日本語の「以上」にはその基準となる数字を含むのに対し、英語のmore thanは「超える」の意味を持つ点です。英語で直訳すれば、日本語の100個以上というのは「100個もしくは100個を超える場合」という表現の仕方になります。
英語 | 日本語訳 |
---|---|
100 pcs or more | 100個以上 |
more than 100 pcs | 100個を超える |
100 pcs or less | 100個以下 |
less than 100 pcs | 100個未満 |
よく誤解されるのはmore thanの解釈です。これはmore than 100 といった場合、100を含みません。つまり日本語では100超のことを言っているのですが、これを「以上」だと解釈してしまうと、100を含むという話になってしまい、トラブルの元になります。ビジネスの相手が非英語圏で、英語でのやり取りになれていない場合は、さらに念押しして、例えば"So if I order 100 pcs, this discount will be applied?"などの質問で、「100個だった場合はこうですよね」といって確認を取るのがよいでしょう。
実際、何らかの数量条件にまつわる取引のトラブルは非常に多いです。相手に伝わっているか確信が持てないときはとにかく確認をする習慣をつけるとよいかもしれません。
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