欧州や米国のWeekカレンダーとは|2015年のウィークカレンダーとウィークナンバー
ヨーロッパ、欧州地域、米国や一部のアジア圏の国では、日本ではあまり使わないウィークカレンダーを用いて日付のやり取りをすることがあります。Week 1やWK 1と表記されているのがこの暦によるものです。特に欧州の企業や米国の企業では頻繁に使いますので、以下のこの暦の特徴と違いについて見ていきます。
Weekカレンダーとは「暦週」とも呼ばれ、一言で言えば、その年の「週」に、通し番号が1からつけられており、その番号をWeek number(ウィークナンバー)と呼び、週を特定するための暦として使われています。たとえば2015年のWeek 45(WK 45)と表記されていれば、ウィークナンバーが45であり、その年の45番目の週ということですので、11月2日(月)から11月8日(日)の1週間を指すことになります(1週間を月曜日はじまりとした場合)。ただし後述するとおり、この週の数え方には国や地域によって違いがあるため、どちらの方式に基づくウィークカレンダーを相手が使っているか留意する必要があります。
相手の暦の習慣がよくわからなかったり、誤解を生みそうであったりする場合は、たとえば「2月9日から2月15日の間」といった形で日付の範囲を指定したほうがよいでしょう。
ウィークカレンダーには、欧州式とアメリカ式がある
ヨーロッパ式と、米国式とではこの通し番号の振り方に若干違いがあり、1月1日が何曜日なのかによって、前年の最終週に入れるか、当年の最初の週である「Week 1」にするかどうかでズレが出てきます。また、1週間のはじまりを月曜日とするのか、日曜日とするのか、あるいはほかの曜日とするのかでも含まれる日付が変わりますので注意を要します。大別すれば、ヨーロッパ、米国、イスラムの3つのカテゴリーに分けられます。
ヨーロッパ方式のウィークカレンダーというのは、その年におとずれる最初の木曜日が含まれる週をWeek 1(ウィークナンバー1)として、あとは通しで番号をつけていきます。週は月曜日からはじまることが多いですが、最近は米国式のように日曜日からスタートさせることもありますので、一概には言い辛くなっています。心配であれば、取引先の操業カレンダー等を入手したり、直接ウィークカレンダーの日付を聞いてみるのが確実です。
このヨーロッパで見られるウィークカレンダー方式というのは、たとえば、2015年であれば1月1日が木曜日であり、これが2015年最初の木曜日のため、この日を含む週がWeek 1となります。来年の2016年であれば、1月1日は金曜日であり、1月2日も土曜日です。このため、最初の木曜日となるのが1月7日であるため、この日を含んでいる1月4日(月)から1月10日(日)がWeek 1ということになります。「その年の最初の木曜日が含まれている週がWeek 1となる」というのが欧州型のウィークカレンダーのルールです。
一方、米国式は1月1日を含む週が必ずWeek 1になりますので、2015年では、ヨーロッパ式と変わりはありませんが、2016年であれば、1月1日と1月2日はすでにWeek 1であり、1月3日(日)から1月9日(土)がWeek 2となります。ヨーロッパでは1月4日〜1月10日がWeek 1となりますので、一つ週の数え方がずれる形になります。
元来、この週をいつから数えるのかという問題は各国・地域での違いがビジネスにおいても障害になっていました。ヨーロッパ式を元にしているISO 8601によって、この数え方を国際規格として共通化し、齟齬をなくすという動きもありますが、米国がこの国際規格ISO 8601とは異なる慣習的なウィークカレンダーの数え方をしているため、未だ、統一化はされていません。年によっては、2014年や2015年のようにヨーロッパ式と米国式のいずれでも違いが出ないこともありますが、2016年のようにWeek 1の期間が1週間ずれてしまうような場合は、双方のウィークナンバーを照合しつつ確認して使う必要があります。
項目 | 中東(イスラム)方式 | ヨーロッパ式 | アメリカ式 |
---|---|---|---|
週のはじまり | イスラム諸国の多く土曜日が週のはじめ | ヨーロッパ圏では月曜日を週のはじめにしている国もあるため注意 | アメリカ(北米)や日本、中国などは日曜日が週のはじめ |
最初の週(Week 1)の決め方 | その年の最初の金曜日となる日付が含まれる週 | その年の最初の木曜日となる日付が含まれる週を第1週 | 1月1日が含まれる週を第1週 |
日付を指定できればそれに越したことはないですが、ビジネスでは納期や予定等の話をする際、週ベースで話をすることも珍しくありません。この場合、「Week numberがいくつの週」であるか、といったやり取りをすることになります。
2015年のウィークカレンダー|ISO 8601に準拠した欧州版
2015年はウィークカレンダーで見た場合、53週あります。Week 1からWeek 53の日付は下表のカレンダーのとおりですが、週のはじまりを月曜日とするのが、ISO 8601やヨーロッパで主流となっているカウントの方法ですが、日本や米国は日曜日を週の始まりとしていることが多いです。
2015年ウィークカレンダー|月曜日はじまり
月曜日を週のはじまりとするのは、ヨーロッパや一部の国々でも採用されており、ビジネスの多くが月曜からはじまることにも起因します。
2015年ウィークカレンダー|日曜日はじまり
2015年のウィークカレンダーで日曜日を1週間のはじまりとしたものです。アメリカ式のウィークカレンダーも最終週を除くと、下表のとおりとなります。米国式のウィークカレンダーの場合、下表の第53週が、2016年の第1週(Week 1)となります。
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