2017年のウィークカレンダーと週番号|欧州や米国のカレンダーウィークとウィークナンバーの違い
ウィークナンバーとは、カレンダーのその年の最初の週から順番につく番号のことで、ヨーロッパやアメリカでは「週」を指定する方法としてよく使います。日本では特定の週を相手に伝える際に、1月9日の週といった日付と絡めた言い方をされることが多く、あまり馴染みがありませんが、ヨーロッパや米国の企業とやり取りする際には納期等の指定の際も、WK 5(Week 5)、CW 12 (Calendar week 12)、WN 7 (Week number 7)といった言い方で「週」を指定されることがあります。ちなみに、米国式で見た場合、WK 5といった場合は2017年は1月29日(日)から2月4日(土)までの1週間を指しています。同じWeek 5でもこれがヨーロッパでは1月30日(月)から2月5日(日)までの1週間となるため、両者が示す範囲は異なることになります。
この週につける連続した番号のことはWeek number(ウィークナンバー)といい、これらを表示する暦をWeek calendar (ウィークカレンダー)と呼びます。
ウィークカレンダーの基本
ウィークカレンダーにつけるウィークナンバー(週番号)というのは世界共通というものではなく、前述のとおりヨーロッパと米国とではスタートとなるWeek 1が異なることがあります。2017年もヨーロッパ式と米国式で週のカウントが異なる年となります。このため、やり取りする相手がどのウィークカレンダーを使っているのか、慣れないうちは直接日付を指定する方法と併用したほうがよい場合もあります。
2017年は米国と欧州で週番号が変わります
昨年と同様に、2017年も最初の週をどのルールでWeek 1とするかで週番号が変わる点に注意する必要があります。アメリカ式は、1月1日が含まれる週が自動的にWeek 1となり、その年の最初の週としてカウントされます。そこから毎週ひとつずつ週番号が上がっていきます。来年の1月1日が含まれない最後の週が、その年の最後の週番号となります。欧州式は、その年の最初の木曜日が入っている週がWeek 1とされます。基本的には下記の二つのルールでその年の週のスタートが変わります。
- 1月1日が含まれる週を必ずWeek 1とするか(米国式)、あるいはその年の最初の木曜日が含まれる週をWeek 1とするか(欧州式)
- 1週間のはじまりを「月曜日」(欧州式)とするか「日曜日」(米国式)にするか
ビジネス環境が各国にまたがるようになったため、米国式、ヨーロッパ式のそれぞれについて必ずしも国や地域に限定されて使われていないことある点に留意すべき状況にもなってきました。米国にある企業でも週のはじまりを月曜日で起算して行っているところもあれば、その逆もあります。
2017年は52週か、53週か
ヨーロッパ・欧州圏全般でのWeek 1は、2017年1月2日(月)から2017年1月8日(日)までの週となるのに対し、アメリカの2017年度におけるウィークカレンダーのWeek 1が2017年1月1日(日)から2017年1月7日(土)の週ではじまることになります。米国のウィークカレンダーにあるウィークナンバーは、すべてヨーロッパのものより1つ進んでいることになります。また示している週も、週のはじまりと終わりが違うのでまったく異なります。
同じウィークナンバーといっても、このようにどちらの方式を採用するかで指定している週が異なることになります。
週のはじまりがいつからか、またウィークナンバーの最初の週をどうするのかについてはおおむね下表のように三つの方式があります。
項目 | 中東(イスラム)方式 | ヨーロッパ式 | アメリカ式 |
---|---|---|---|
週のはじまり | イスラム諸国の多く土曜日が週のはじめ | ヨーロッパ圏では月曜日を週のはじめにしている国もあるため注意 | アメリカ(北米)や日本、中国などは日曜日が週のはじめ |
最初の週(Week 1)の決め方 | その年の最初の金曜日となる日付が含まれる週 | その年の最初の木曜日となる日付が含まれる週を第1週(Week 1) | 1月1日が含まれる週を第1週(Week 1) |
2017年についていえば、ヨーロッパでは52週ある計算となり、アメリカや日本では53週ある計算となります。
2017年のウィークカレンダー|ISO 8601に準拠したヨーロッパのウィークカレンダー
2017年はウィークカレンダーは、米国式や日本式で53週、ヨーロッパ式では52週あります。週のはじまりを月曜日とするのが、ISO 8601やヨーロッパで主流となっているカウントの方法ですが、日本や米国は日曜日を週の始まりとしていることが多いです。ただし、ヨーロッパでも米国式を使う企業もありますので、相手の稼働日を示したカレンダーをもらうのが誤解をなくす近道でしょう。
2017年ウィークカレンダー|月曜日はじまり|ヨーロッパ式
月曜日を週のはじまりとするのは、ほとんどのヨーロッパ諸国で採用されており、ビジネスの多くが月曜からはじまることにも起因します。アジア諸国やニュージーランドなどもこちらが主流です。
参考のため、米国式と欧州式の週番号を列挙していますが、月曜起算のカレンダーは主としてヨーロッパで採用されているカレンダーです。日本でも業界によっては月曜起算のカレンダーが使われています。
比較のために米国式の週番号もつけていますが、週の起算日が日曜日となるのが米国式のため、下表では欧州式の部分に記載されているウィークナンバーだけが有効です。
2017年ウィークカレンダー|日曜日はじまり|アメリカ式、日本式、中国式
2017年のウィークカレンダーで日曜日を1週間のはじまりとしたものです。米国、日本、中国、韓国、南米、オーストラリア、イスラエルなどはこちらのカレンダーがよく使われます。また米国での週番号のつけ方は、下表のように、1月1日が含まれる週が必ずWeek 1になります。2017年は欧州型と米国型で週番号が違う年になるので、参考までに欧州式でのウィークナンバーも併記していますが、欧州式は上記のとおり、月曜を週のスタートとして起算するため、下表では米国式の部分に記載されているウィークナンバーだけが有効です。
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