ブラジルのHSコード|HSコードの検索から調べ方まで
南米随一の大国であるブラジルは、MERCOSUR(メルコスール)に加盟している為、そのHSコードもMERCOSURと共通のものを使っています。厳密には、ブラジルやMERCOSURではHSコードとは呼ばず、NCMコードと呼びます。メルコスールは関税同盟であるため、加盟国間では関税をかけないかわりに、加盟国外との貿易にかける関税率は、加盟国で統一して同じ税率にしています。
関税の計算が非常に複雑、かつ高額であることも知られており、実際の輸入関税や諸税がいくらになるかは現地の信頼できる通関ブローカー等を通じて確認するのがよいかと思います。
ブラジル連邦政府も関税シミュレータをウェブ上で公開していますので、どのような諸税が課せられるのか確認や計算に使うこともできます。
なお、ブラジルの場合はHSコードのかわりに使われているNCMコードを、輸出側でもインボイスに記載する必要があり、これが現地で品物のコードとしては認められないという話になると罰金や通関手続きの遅れにつながります。その他、輸入者側の納税者番号ともいわれるCNPJ番号もインボイスに記載しておく必要があるため、この国への輸出は現地の輸入側とのコンタクトやコミュニケーションを密にとっておく必要があります。
- メルコスール対外共通関税表(TEC)【ブラジル開発・商工貿易省】
- 8桁となるNCMコードごとの関税率が一覧で閲覧することができます。
- 関税シミュレータ(ブラジル連邦国税庁)
- NCMコードはボタンから選択式で選ぶことになります。関税額だけでなく、NCMコード自体の分類を確認する用途でも使えます。Valor Aduaneiroの部分には、価格を打ち込むとそれに対しての税額がシミュレートされます。
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