インドのHSコード、関税率の調べ方

2012年11月1日更新

インドのHSコードは、全部で8桁になります。下記のインド税関のページより、関税率とともに一覧表になっていますので、類ごとにPDFファイルで閲覧が出来ます。他国と同様、6桁までは世界共通の番号を採用している為、あらかじめ、その物品の日本でのHSコードを6桁まで調べてから探すと、目的のコードが見つけやすくなります。

インド税関では、関税を調べるためのオンラインのデータベースも公開しています。以下のIcegate(Indian Customs EDI Gateway)で、関税以外にかかる経費についても算出することが出来ます。

使い方は、関税分類番号(HSコード)か、品目の説明のいずれかを入力し、Country of Originのドロップダウンメニューから、調べたい品物の原産国を選んで、Searchボタンをクリックします。入力できるHSコードは、大分類である上2桁の「類」から、インド固有のサフィックスまで含んだ8桁まで対応しています。実際の関税算出には、完全なHSコード、つまりインドの場合だと8桁の番号が必要になります。インドでは、通常の関税のほかに以下の税金が課せられるため、物品の最終的なコストの算出には気をつける必要があります。

まず、教育目的税3%(Education Cess 2%、Secondary and Higher Edu. Cess 1%)がインドへ入ってくるすべての物品に課せられますが、これは教育の充実をはかるための特別目的税で、学年別にさらに分かれています。現在のところ、教育目的税の合計で3%になっています。また、Countervailing Duty (CVD)と呼ばれる相殺追加関税が12%、Additional CVDと呼ばれる特別追加関税が4%かかります。国内との価格条件を同一にするためということですが、これらの税金は、仮に自由貿易協定、経済連携協定などで手続きにより関税が減免される物品についてもかかってきます。

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