HS2007とHS2012の違い
HSコードとは物品を輸出、輸入するときにつける貿易上の番号です。物そのものを番号で特定することができるため、スムーズに関税の決定が可能となります。HSコードはWCO(世界税関機構)で決められており、HS条約に加盟している国で適用されます。現在、HSコードの使用国・地域は200以上あり、2013年1月9日、コモロが加わり、HS条約への加盟国・地域は146となっています。
HSコードにはバージョンがあり、定期的に改訂されています。現在はHS2012が使われていますが、古いHSコードに基づいたFTA協定やEPA協定を使う場合はその当時に使われていたHS番号を使う必要があります。
以下、HSコードのバージョンによる相関表については、世界税関機構(WCO)が公開しています。HS2012 | HS2007 |
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1001.11 | 1001.10 |
1001.19 | 1001.10 |
1001.91 | 1001.90 |
1001.99 | 1001.90 |
世界の食糧安全保障の監視強化の観点からFAOによる提言に基づいて変更となった部分です。
HS2012 | HS2007 |
---|---|
3913.90 | 3913.90 |
(※2007では3002.10に含まれていた一部内容も2012では3913.90に含む)
HS2012 | HS2007 |
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3002.10 | 2925.29 2933.29 2934.99 2937.90 3002.10 3002.20 3002.90 3907.20 |
2012年度版では3002.10の解釈の範囲が拡大。
HS2012 | HS2007 |
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2925.29 ex3002.10 |
2925.29 |
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