ミルエッジとカットエッジ
鋼板や鋼帯を発注する際に、ミルエッジやカットエッジといった指定がなされていることがあります。これは何かというと、鋼板の縁(エッジ)部分の状態を表しています。
鋼板は、圧延して作られますが、この圧延したあと、このエッジ(縁)を切断していない状態で出荷されるものをミルエッジといいます。英語ではmill edgeとも表記され、耳付鋼板という呼び名もあります。
反対に、圧延したあと、さらに最終仕上げにてエッジ部分を切断して耳をそろえた状態にしたものがカットエッジです。シャードエッジやトリムエッジ、スリットエッジといったバリエーションがあります。
鋼板によってはデフォルトでミルエッジのもの、カットエッジのものなどもあり、どちらの状態になっているのか不明な場合は購入先に確認しておく必要があります。
鋼板の切断には、シャーと呼ばれる専用のせん断機とそれなりの技量が必要となります。
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