補用品とは

2024年5月27日更新

補用品とは、自動車のある車型の量産終了後に修理や交換用途で供給されるもののことを言います。メーカーによっては補用品の専用商流を持ちますので、量産中も補用品はそうしたルートでの調達を行います。したがって、量産開始と同時に補用品の登録もなされ、修理用途の場合はそちらから調達を行う流れになります。

いつまで部品が供給されるかという供給年限については自動車メーカー各社のルールにより決まり、日本の場合、法令での定めはありませんが、一般には10年前後〜20年前後の間供給が継続されることになります。補用品の生産や供給自体の終了は、自動車メーカーの生産年限制度によって基準が決められています。

補用品としての生産・供給が完全になくなることを、製造廃止ともいいます。打ち切りは量産品が終了し補用品の注文のみになることを言いますが、製造廃止はこの補用品自体がなくなることを言います。

量産品に比べると生産コストが高く採算が合わない物が多いのが実情です。

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