ゴムの比重
ゴムの比重は1前後のものが多く、水より軽いものも散見されます。金属などに比べればとても比重が小さいことがわかります。
構造材料や機械部品などの一部として使う場合は、比重のほか、使用環境に応じた耐性をもつゴムを選択することが肝要です。材料の破壊という側面では、他の工業材料と同じように、ゴムを劣化させ破壊につなげてしまう要因が多々あります。
液体などに長時間触れていると膨潤(ぼうじゅん)現象を起こすことがあるため、こうした用途で使う場合には留意が必要です。
ゴムの比重の一覧
ゴムの種類 | ゴム記号 | 比重 |
---|---|---|
天然ゴム | NR | 0.91から0.93 |
イソプレンゴム | IR | 0.92から0.93 |
スチレンブタジエンゴム | SBR | 0.92から0.97 |
ブタジエンゴム | BR | 0.91から0.94 |
クロロプレンゴム | CR | 1.15から1.25 |
ブチルゴム | IIR | 0.91から0.93 |
エチレンプロピレンゴム | EPM、EPDM | 0.86から0.87 |
エチレン酢酸ビニル共重合体 | EAM | 0.98から0.99 |
クロロスルホン化ポリエチレン | CSM | 1.11から1.18 |
塩素化ポリエチレン | CM | 1.10から1.20 |
エピクロロヒドリンゴム | CO、ECO | 1.27から1.36 |
二トリルブタジエンゴム | NBR | 1.00から1.20 |
二トリルイソプレンゴム | NIR | 0.93から0.96 |
アクリルゴム | ACM、ANM | 0.09から1.10 |
ウレタンゴム | U | 1.00から1.30 |
多硫化ゴム | T | 1.34から1.41 |
シリコーンゴム | Q | 0.95から0.98 |
フッ素ゴム | FKM | 1.82から1.85 |
ゴムの種類一覧
- 天然ゴム(NR)
- イソプレンゴム(IR)
- スチレンブタジエンゴム(SBR)
- ブタジエンゴム(BR)
- クロロプレンゴム(CR)
- ブチルゴム(IIR)
- ニトリルゴム(NBR)
- エチレン・プロピレンゴム(EPM、EPDM)
- クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)
- アクリルゴム(ACM)
- ウレタンゴム(U)
- シリコーンゴム(VMQ、PVMQ、FVMQ)
- フッ素ゴム(FKM)
- 多硫化ゴム(T)
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