SUH446(耐熱鋼)の成分、硬度、機械的性質

2013年3月20日更新

SUH446は高温環境での腐食に特に強い耐熱鋼で、1082℃までは、剥離しやすいスケールの発生もないとされます。燃焼室などに使われます。成分としてはクロムの含有量が多くなっており、他にNを含むことがあります。

SUH446の比重、密度

耐熱鋼には比重や密度に関する規定は4種類(SUH309、SUH310、SUH409、SUH409L)を除いてなく、基準となる比重(密度)は7.8前後となりますが、基本的には需要家とメーカーとの間で取り決めてよいことになっています。

SUH446の成分

SUH446については、Cuを0.30%以下の範囲であれば含んでいてもよく、Niについては0.60%以下であれば含有していてもよいと規定されています。

SUH446の成分
耐熱鋼の種類・記号 C Si Mn P S Cr N
SUH446 0.20以下 1.00以下 1.50以下 0.040以下 0.030以下 23.00から27.00 0.25以下

SUH446の機械的性質|熱処理、硬度、引張強さ、耐力、伸び

SUH446の機械的性質
耐熱鋼の種類 耐力(N/mm2) 引張強さ(N/mm2) 伸び(%) 絞り(%) 硬さ(HBW)
SUH446 275以上 510以上 20以上 40以上 201以下

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