SWRM10の成分、材質、機械的性質、比重、強度など|SWRM10の物性

2014年3月10日更新

SWRM10は炭素量0.08から0.13%を含む鉄鋼材料のうち、線材として規格化されているもので、軟鋼線材の一つです。鉄線としては、硬引鉄線の素材としても使われることがあります。

この軟鋼線材自体は、機械的性質の保証値や外観精度などを求められないため、精密部材や強度が必要な用途には向きませんが、成分値については規定がある為、硬度や引張強さなど熱処理した場合の予測がわりとつきやすいというメリットはあります。

SWRM10の比重

おおまかに鉄鋼材料の炭素量を算出するために純鉄の比重を基準に、含有する炭素量から割り出す方法があります。下記の式に当てはめた場合、SWRM10の比重は7.8721前後となります。

比重=7.876−0.030×炭素(%)

SWRM10の成分、材質

SWRM10の成分、材質
軟鋼線材の種類 C Mn P S
SWRM10 0.08から0.13 0.30から0.60 0.040以下 0.040以下

SWRM10の機械的性質

軟鋼線材であるSWRM10そのものには機械的性質についての規定はありません。

「JIS G 3505 軟鋼線材」に規定のある材料記号

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軟鋼線材の規格|SWRM材の成分・材質、特性について

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