SWRM17の成分、材質、機械的性質、比重、強度など|SWRM17の物性
SWRM17は炭素量0.15から0.20%を含有する軟鋼線材の一つです。軟鋼から半軟鋼に相当する鋼材であり、成分規定がない他の一般鋼材のかわりに使われることもあります。ただし、軟鋼線材そのものには機械的性質についての保証値は規格上は設定されていません。
SS材やSWCH材とも似ていますが、この軟鋼線材には機械的強度についてのパラメータが設定されていません。SS材には反対に成分値については不純物のみのパラメータで、鋼材の性質を決める炭素量の値についての規定がありません。
SWRM17の比重
おおまかに鉄鋼材料の炭素量を算出するために純鉄の比重を基準に、含有する炭素量から割り出す方法があります。下記の式に当てはめた場合、SWRM17の比重は7.87前後となります。
比重=7.876−0.030×炭素(%)
SWRM17の成分、材質
軟鋼線材の種類 | C | Mn | P | S |
---|---|---|---|---|
SWRM17 | 0.15から0.20 | 0.30から0.60 | 0.040以下 | 0.040以下 |
SWRM17の機械的性質
軟鋼線材であるSWRM17そのものには機械的性質についての規定はありません。
「JIS G 3505 軟鋼線材」に規定のある材料記号
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