親和図法|新QC7つ道具
まず一体何が問題になっているのか分かり辛い場合に、問題を明確化する必要がありますが、このときに役立つのがこの親和図を使った手法です。まずは事実を構造的に把握し、問題点を明確化、そして解決策につなげていくための使う第一ステップの道具です。
方法としては、まずはブレインストーミングなどで問題を自由に書き出していきます。一つのカードや付箋に一つの事項を書いていくとよいでしょう。ある程度出揃ってきたら、似た意味を持つものや、関係のありそうなものをグループに分けていき、似た意味を持つものを統合したカードを作ります。そしてそれら上位のカードをまとめた意味をもつカードを作ります。
これを繰り返すことで、たくさんのカードをだんだんと統合、積み上げていき、問題をはっきりさせることができます。
この手法は問題の明確化のほか、メンバー間の情報共有や問題意識の共有、向上、活性化などにも役立ちます。
親和図を使う際の注意点としては、カードに記載していく言葉はなるべく具体的にする、どこにもグループ分け出来ない少数派のカードを軽視しない、抽象的な文言は避ける、カードには情報を一つだけ書く、などの点があげられます。
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