SCH21の成分、材質、硬度、比重、機械的性質|耐熱鋼、耐熱合金の鋳造品
SCH21は耐熱鋼の鋳造品のうち、ステンレス鋳鋼品でいうSCS18相当、ASTMで310に相当するオーステナイト系の耐熱鋼鋳鋼品です。SCH22と似た性能を持ちますが、こちらのほうが低炭素となります。
熱膨張係数(線膨張係数)は、0から100℃の場合で15.8(10-6deg-1)、0から650℃の場合で17.5(10-6deg-1)とされます。圧延の(鋳造ではない)耐熱鋼の規格では、SUH310に相当する鋼材です。
SCH21の成分、材質
耐熱鋼鋳造品の種類 | C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo | Nb | W | Co | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SCH21 | 0.25から0.35 | 1.75以下 | 1.50以下 | 0.040以下 | 0.040以下 | 19.00から22.00 | 23.00から27.00 | - | - | - | - | - |
SCH21の機械的性質
耐熱鋼の鋳物 | 耐力 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
硬度 HB |
---|---|---|---|---|
SCH21 | 235以上 | 440以上 | 8以上 | - |
「JIS G 5122 耐熱鋼及び耐熱合金鋳造品」に規定のある材料記号
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